日本陸上競技連盟が主催し、福岡陸上競技協会が主管する男子フルマラソン大会。主催側が推薦する外国人選手も出場することから国際マラソンと名付けられている。
スタートはAグループとBグループに分けられ、最初の2.4kmは別々のコースを走ることになる。Aグループは平和台陸上競技場からスタートし、Bグループは大濠公園からスタートする。福岡市内の西南部を周回し、香椎で折り返して再び平和台陸上競技場に戻ってきたところがゴールになる。また、区切りの良い地点に関門が設けられており、指定の閉鎖時間を迎えると関門が閉じるようになっている。指定の経過時間よりも前に各関門を通過しないと完走することはできない。2009年現在の各関門の経過時間は、10km地点が0:39:00、15kmが0:58:30、20kmが1:18:00、25kmが1:37:30、30kmが1:57:00、35kmが2:17:00、40kmが2:37:30となっている。
参加資格は、開催年度日本陸上競技連盟の登録男子競技者で、大会日より2年前の月の1日以降、国内外の公認競技会で指定の参加標準記録を突破した、満19歳以上の者となっている。大会側が指定する参加標準記録は、AグループとBグループで異なり、Aグループの参加標準記録は、1.マラソン2時間27分以内、2.30kmロードレース1時間35分以内、3.ハーフマラソン1時間07分以内のいずれか。Bグループの参加標準記録は、1.マラソン2時間45分以内、2.30kmロードレース1時間50分以内、3.ハーフマラソン1時間15分以内となっている。
Aグループの選手は水以外の飲み物であるスペシャル飲料を給水所に設置することができるが、Bグループの選手はスペシャル飲料を設置できず、給水は水ですることになる。
1947年に、日本のマラソン選手として有名だった金栗四三を讃えるレースとして、熊本県熊本市で第1回の大会が行われた。第2回以降は、開催地を毎年変更して行われ、第11回大会以降、福岡市に定着した。
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