菊花賞とは、日本中央競馬会が主催するG1競走のひとつ。京都府京都市にある京都競馬場で開催される。コースは芝3000m。出馬資格は3歳の牡馬・牝馬。3歳の牡馬は負担重量が57kg、3歳牝馬は55kgとなっている。
3歳牡馬のクラシック競走最終戦として位置付けられている。日本のクラシック競走の礎となっているイギリスのクラシック競走セントレジャーステークスを模したレースとなっているため、本場セントレジャーステークスとほぼ同じ芝3000mで開催されるようになった。
競馬の世界では、2400mを超えるレースは長距離とカテゴライズされる場合が多く、この菊花賞は3歳馬のステイヤーナンバーワンを決めるレースとして機能している。
皐月賞が「最も速い馬が勝つ」、日本ダービーが「最も運の良い馬が勝つ」と言われているのに対し、菊花賞は「最も強い馬が勝つ」と言われているように、長い間一線級で活躍する馬が優勝することが多い。
また、三冠馬が誕生する舞台とも成り得るため、三冠馬の権利がある競走馬が出走すると非常に盛り上がる。
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