サッカーのリーグ戦や大会において、一人の選手が受けた警告が規定の回数に達した時に出場停止処分となる懲罰のこと。JFAの定める懲罰基準では、1チームの最大試合数が9以下の場合は2回の警告で1試合の出場停止処分となる。同様に、最大試合数が10以上19以下の場合は3回の警告、最大試合数が20以上の場合は4回の警告を受けた場合に1試合の出場停止となる。ただし、同じ試合で2回の警告を受けて退場処分となった場合は、その警告は累積として加算されない。また、警告の累積によって出場停止となるのが2度目以降となる場合は、2試合の出場停止処分となる。
警告の累積による出場停止処分は、当該大会での直近の1試合に適用されるため、他の大会の試合には影響しない。カップ戦などで、予選リーグの後に決勝トーナメントが行われる時には、予選リーグで受けた警告を決勝トーナメントに持ち越す場合と、持ち越さない場合があり、それは競技会規定によって明記されている。
J1リーグは全34節のため4回の警告の累積で出場停止処分となり、ナビスコカップは予選リーグ、決勝トーナメントともに2回の警告の累積で出場停止処分となる。なお、ナビスコカップの予選リーグでの警告の累積は決勝トーナメントには影響しないと規定されている。
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