Jリーグのシーズン終了後に各クラブ合同で行われる試合形式の実技試験のこと。次年度の契約更改が行われないことをクラブから通告され、自由契約となった選手がおもに参加する。JリーグとJリーグ選手協会の共同運営で行われ、毎年12月と翌1月に開催される。
Jリーグの規約では、シーズン終盤の11月末までにクラブは所属選手に次年度の契約更改の有無を通告するように定められている。次年度は契約をしないといういわゆる戦力外通告をされ自由契約となった選手は、引退する場合を除くと新しいシーズンが始動する1月末までという短期間で次の移籍先を見つける必要がある。そこで、自由契約の選手がスムーズに移籍先を見つけられるように、J1、J2の各チームのスカウトや強化担当者などの関係者を集めて、選手がプレーをアピールする場を設けている。クラブ側としても、選手の実際のプレーを確認できるというメリットがある。
2002年にJリーグ選手協会からトライアウトの開催を求める提案がなされ、Jリーグが設置したJリーグキャリアサポートセンターでの検討を経て、同年12月に初めての合同トライアウトが開催された。ちなみに、トライアウトを経て契約に至らなかった場合には、選手はJリーグの各クラブのセレクションを受けたり、下部リーグであるJFLの合同セレクションを受けることがある。
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