K点とは、スキーのジャンプ競技における、ジャンプ台の建築基準点のことである。ドイツ語でKonstruktions Punktということから、K点と表記されるようになった。
従来K点とは、ジャンプ台の極限点を示す役割を持っていた。ジャンプ台の傾斜は、ジャンプしてからしばらくは、下向きに弧を描くようになだらかに曲線を描いているが、K点を境に上向きに弧を描く曲線となるため、着地の際に危険となる可能性が高いことから、K点が表示されるようになった。
しかし、近年では滑空技術や着地技術が進歩し、K点を超えるジャンプが可能となっているため、K点は飛距離の基準点としての役割を持つようになった。そして、K点に達しないジャンプであった場合は減点され、K点を超えるジャンプであった場合は加算されるようになり、大ジャンプの1つの指標となっている。
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